なかなか『フットケア』という言葉になじみのないせいか、依頼者はほとんどがご家族からの依頼です。なかなかご本人では足をじっくりと見ることもないのと、足をほかの方に見せる行為に抵抗感を感じている方がほとんどです。ご家族からのご紹介は、本人にとっても喜ばれ、スムーズにケアを受けていただくことができます。分厚い爪の爪切りは、結構爪切りの刃で、むしり取るようにされているというのを耳にします。
私もフットケアを学ぶ前はそうしていた1人です。でも、爪が割れたり、横の皮膚を傷つけたり、爪の切り口から出血させてしまったりとリスクが高いです。 グラインダーで少しずつ削り、爪の周りや下に溜まった汚れを洗い流し、爪と皮膚の確認をして、ニッパーを使って爪切りを行います。ニッパーの方が爪の切る位置を確認しながら切れるので、私はそちらが安心して使えます。なかなかニッパーやグラインダーに関しては講習を受けてから使うことをお勧めしますが、ご家族や介護スタッフの方でもぜひ身につけていただきたいと思っています。
足を洗って、爪切りをして、保湿ケアとマッサージ いつの間にかベットでお休みのお客様でしたが、足は見違えるようにきれいになりました。
※ 本来は、爪に何らかの感染症(爪白癬など)があれば、その治療もお勧めします。また、短くなってしまった爪が伸びるのには、歩行時の足先の軟らかい皮膚の部分が盛り上がらないようにテーピングなどの処置が必要となってきますが、状況に応じて対応しております。
私もスッキリ(^^♪
明日から、元気に歩いてください\(^o^)/